教員紹介
張 玉玲(ちょう ぎょくれい)【教授:華人研究】

写真は沖縄にある福州園です。
経歴・業績 | 南山大学研究者詳細を参照 |
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出身
中華人民共和国(孔子の故郷として有名な)山東省です。
高校・大学時代の自分
日本のドラマ・アニメを見て育った世代。いつか自分も、ヒロインのようにかわいくてきれいな日本語が話せたらと、迷わず日本語を専攻に選びました。
大学では、同じ夢見る仲間たちと一緒に、無我夢中に日本語の勉強に励んでいた(楽しんでいた、といったほうが適切かな)、とても充実した四年間を過ごしました。
研究テーマ
日本の大学院に留学して以来、ずっと取りくんできたのは、日本をはじめとする世界中に散らばる中国系移民、いわゆる華僑華人の研究です。
なぜ、そしてどのように彼らは故郷を離れたか、異国での暮らし、家族、子どもの教育、故郷とのつながり...時代や地域によってそれぞれ違う華僑華人の世界を解明しようと研究中です。
授業
中国語関連科目以外、華人文化研究、華人社会研究、アジア学入門などを担当しています。
趣味
いろんなところに旅行に行くのが好きです。疲れがたまったときには、散歩がてらに近くの神社仏閣を巡ることも多い。新鮮な空気を吸ったら神様からパワーももらえた気がしてまた元気がでます。
最近気になること
年のせいか、中国の伝統楽器二胡の哀愁ある深い音色に妙に感動を覚えます。名古屋では二胡の演奏が多いようなので今度聴きに行こうと思います。
皆さんへのメッセージ
若いころ、日本語を通じて多くの日本文化を知り、日本社会との接触が広がり深まるにつれ、中国語や中国文化に対する自分の無知もあらわになって、困惑、そして苛立ちながら中国のことも猛勉強した時期があります。
外国語、外国文化は自文化を映す鏡でもあり、自分の歩む人生も見る世界も、より豊かで広いものにしてくれるツールなのです。異文化に関心を持つ皆さんも、アジア学科で自分の中に潜む無限な可能性を広げてみませんか。