Special Contents 海外フィールドワーク体験談

インドネシア(2024年度)

高校生・在学生へ伝えたい体験談【近藤菜音(2023年度入学)】

SEMOGA SUKSES:帰国後の今でも自分を奮い立たせてくれる大切な言葉

学校おわりにプランバナンへ(平日で人が少なく写真撮り放題だった!)

出発前

出来立てテンペ(インドネシアの伝統料理)にワクワクする私達を優しい笑顔で見守ってくれてる現地の方々

 インドネシアのサナタダルマ大学で2025 年2月下旬から3月中旬 約3週間の実習をしました。

 私自身、あまり海外経験がないため純粋に怖さがあり、正直初めの頃は、費用を理由にしたりしてフィールドワークの話を避けていたように思います。しかし、学校側が用意してくれるプログラムで、学科の友人たちと一緒に行けるという安心感があり、海外経験がない人こそ参加する意義があるものだと気づきました。また、これを逃したら今後物怖じせずに海外へ行く勇気すら逃してしまいそうだと感じたため、参加を決意しました。

フィールドワーク中

大学のクロージングセレモニーで一緒にMCを務めたキアラ先生とのツーショット

サナタダルマ大学修了!クロージングセレモニーにて

 私がフィールドワークで成長を感じられた場面は大きく二つあります。まず、現地の方に道やおすすめを尋ねたり、値引き交渉したりなどコミュニケーションを取ることができた時です。自分の言葉が伝わる嬉しさは何にも代えられませんし、このコミュニティの一員に認めてもらえたような感動がありました。もう一つは、三週間通った大学のクロージングセレモニーで MC を任されたことです。この子なら任せられると思って選んでいただけたことは本当にうれしかったですし、自信に繋がりました。このように先生や現地の方からの愛を感じられた時ほど幸せな瞬間はありません。愛を感じた一例を最後に紹介します。インドネシア人の方はいつも別れ際などに「SEMOGA SUKSES…」と私たちの成功を祈る言葉をかけてくださいます。いろんな方から頂いたこの言葉は留学中だけでなく、帰国後の今でも自分を奮い立たせてくれる大切な言葉になりました。

帰国後

一緒にセミナーを行ったUSDの子たちとの食事会でSWA FOTO(自撮り)

 実際に目で見たり、聞いたりしたものはやっぱり記憶に残っているし、それに近しい話も関連づけて頭に思い浮かべることができるということを、帰国後の授業や友人との会話で身をもって感じることができています。楽しい思い出とともに頭に残った様々な知識が私のこれからの学生生活や、人生に活きていくのだと感じ、本当に行って良かったと思いました。

高校生・在学生へのメッセージ

たくさんの子供たちからの視線を浴びたマドゥカラ村のとある住宅街

暑さと虫から身を守って、農園の中を探索中

 フィールドワーク含め留学は、その国の言語の習得や、研究の材料集めという目的が大きくなりがちですが、私は「語学力を育てる」というよりも「心を育てる」場であったと感じています。いろんなことに心が動かされて疲れちゃうときもあるけど、それを終えた時には、心が確実に成長しているはず…!就活でもこれから長い人生生きていくうえでも、自己分析はしなければならないことですが、その手掛かりのひとつとなるのが、自分がマイノリティ側になる、異国の地で生活をすることだと思います。自分にとっての普通が、普通ではない国で生活することで、自分の中の当たり前はいったいどこから来ていたんだろう、自分はどんなことに面白みを感じて、どんな信念を持っているんだろうというのを少しずつ見つけていくことができる、それが留学であり、海外に行くことだと思っています!(エピソードトークに強くなりたい人もぜひ行って)

ページトップへ