台湾(2024年度)
高校生・在学生へ伝えたい体験談【S.K.(2023年度入学)】
「また台湾に行きたい」という気持ちでいっぱい

台湾華語(台湾の中国語)の授業風景
出発前
2年生の4~8月に輔仁大学日本語学科の学生とオンラインで交流をしました。その時に、輔仁大生たちは日本語を流暢に話せるのに対して、僕はまったく中国語を話せませんでした。このことがとても悔しかったです。そのため、その時期から中国語の勉強により一層励みました。中国語能力を上げるために、友達に声をかけて別のグループの台湾の人たちとも交流しました。2年生の夏休みには輔仁大学に行って前述の学生たちと顔合わせをしました。
だから、フィールドワークに対する不安はまったくと言っていいほどなく、むしろ待ち遠しかったです!
フィールドワーク中
中国語の授業やフィールドワークの時間のほか、自由時間はほぼ毎日台湾の人たちと遊んでいました。現地で新たに増えた友達もいて、すごく楽しかったです。

台中で台湾の友達につれていってもらった「一中街夜市」
「高鐵」(台湾の新幹線)に乗って台中に行ったり、教会の一室を借りてみんなでたこ焼きを作ったり、「KTV」(台湾のカラオケ)に行ったり、大学周りのお店にご飯を食べに行ったり、軽音サークルにつれていってもらったり、台湾の友達のお家にお邪魔して一緒にアニメを観たりなど、本当にたくさんのことをしました。
輔仁大学日本語学科の人だけでなく、フィールドワーク中に出会った日本語が話せない台湾の人たちもとても親切にしてくれました。

たこ焼きパーティー
帰国後
つい先日も台湾の友達が、名古屋へ旅行に行くから会おうと言ってくれました!一緒にご飯を食べて、南山大学を案内する予定です。また、日本に留学中の輔仁大生とも会う予定をつくるなど、帰国後も台湾の人たちとコミュニケーションを取っています。
実のところ、帰国前から「また台湾に行きたい」という気持ちでいっぱいになっていました。そこで、帰国後すぐに国際センターへ相談し、認定留学の手続きを進めました。3年生の9月から半年間、台湾へ留学する予定です!
高校生・在学生へのメッセージ
南山大学で学んだ台湾の歴史や中国の歴史、中台関係や異文化理解。これらの授業や書籍だけでは体感しづらい事実を教えてくれたのが、海外フィールドワークでした。
たとえば、なぜ「台湾華語」(台湾の中国語)の授業で「普通話」(中国大陸の標準語)の「儿化」(アール化、巻き舌)を教えるのかを先生に質問した時、先生はその理由を熱心に説明してくれました。オール中国語だったのですべて理解できたわけではありませんが、中国語を正しく教える上で、国際的な中国語教育の基準に合わせているため、といった理由があるようでした。
中台関係や日台関係を当人たちがどのように捉えているのか、海外フィールドワークはそれを直接知ることができる機会となりました。私は親日派がとても多いという印象を受けました。
最後に、大学の奨学金を獲得するために、1年生の間に授業をしっかりと受けて、「GPA」(大学の成績の平均値)を可能な限り高めておくことをお勧めします!