Special Contents 海外フィールドワーク体験談

インドネシア(2024年度)

高校生・在学生へ伝えたい体験談【小野田(2023年度入学)】

文化や言葉を超えた優しさに、温かい気持ちになりました

星の丘:最終日にみんなで星を見に行った。帰りたくないねと言いながら。

出発前

 出発の数カ月前から数回の事前授業を受けて、日常会話のインドネシア語をみんなで楽しく学んだり、現地の大学で発表するプレゼンテーションを準備したりしました。一緒に行く仲間との距離も自然と縮まり、現地に行く実感が少しずつ高まっていったと思います。当初はホームステイでないことにやや不安もありましたが、実際には、自分から積極的に現地の人と関わり、興味のあることに挑戦するきっかけになりました。結果的に、より主体的に言語や文化に触れ、多くの出会いに恵まれた、貴重な経験になったと感じています。準備段階では、虫さされ対策のために、長袖の服やスプレー等を持参するなど気を配りました。

アヒルのお肉。インドネシアで一番好きな料理。おいしすぎました!!

フィールドワーク中

 私はチョデ川(Kali Code)という地域をテーマに自主フィールドワークを行いました。初日に、現地情報、質問をまとめた紙を忘れるというハプニングがありましたが、そのおかげで地域の方々や子どもたち、大学生とのたくさんの素敵な出会いがありました。どの方も本当に温かく、心から歓迎してくれたことが今でも忘れられません。自由時間も多く、夜の街を散歩したり、新しくできた友人と食事を楽しんだりと、出会いと発見に満ちた毎日でした。その中でも特に印象的だったのは、断食中にもかかわらず笑顔でご飯をふるまってくれたインドネシアの方々のおもてなしの心です。その文化や言葉を超えた優しさに、温かい気持ちになりました。

農村でのご飯。サラック農家さん家族のやさしさとお料理で毎日が幸せすぎました。

夜の散歩で出会った果物屋さん。念願のマンゴーとドラゴンフルーツ発見! Kali Code地域の思い出

帰国後

 三週間のインドネシアは本当にあっという間でしたが、帰国後は(英語がすぐに出てこないほどに)インドネシア語が体に染みついていました。現地での出会いはどれも温かく、今でもSNSでのやりとりが続いています。SNSでの何気ない投稿に興味を示して会話が始まったり、祝日にお祝いの言葉を送ると「あなたにも祝福を」と返ってきたり、心がほっと温かくなる瞬間です。今回訪れたジョグジャカルタは、私にとって「また帰りたい」と心から思える大好きな場所になりました。

イフタール(断食明けの夜ご飯)のおすそ分け(takjil)。宗教関係なく暖かく迎えてくれました。

高校生・在学生へのメッセージ

 インドネシアには、日本に興味を持っている人が本当にたくさんいます。しかし、日本語が話せる人は意外と少ないと感じました。だからこそ、言葉に不安があっても、「伝えたい」「知りたい」という気持ちで積極的に関わろうとすれば、ちゃんと通じ合い、分かり合えると思います。たくさんの素敵な出会いがあなたを待っています!もしかしたらバリにも行けるかも!?(笑)Ayo belajar bahasa Indonesia!(インドネシア語を勉強してみよう!)

農村ホームステイでお世話になったサラック農家夫妻との写真。家族のように接してくれた。農家さんへの聞き取りや実際に収穫を体験するなど、とても貴重な経験ができました!

私の三週間、私のとある一日

私の三週間の内容

  • インドネシア語の授業(基本的に平日の午前、4~5人の少人数制)

  • 自主フィールドワーク(各自で好きなテーマを決め、空き時間に各自で取り組む)

  • 現地の大学生との交流、セミナー(相互にプレゼンテーションを行ったり、一緒にご飯を食べたり)

  • 農村でのホームステイ(3日間)

  • ジャワ舞踊(2回)、ガムラン体験

  • バティック作り(日本で出会った大学の先生とインドネシアで再会!)
  • その他(マリオボロ散策、ラマヤナバレエ鑑賞、ボロブドゥール観光)

大学生の地域活動に参加したときの写真。地域の方と大学生が協力しながら、何もないところでスクリーンを張るところから準備している。

私のとある一日

700 起床

815 ホテルを出る

830 1限開始 (先生との楽しい授業)

1000 1限終了

1030 2限開始 (先生との楽しい授業)

1200 2限終了

1230 学校からフィールドワークの場所に移動(タクシーのおじちゃんがめっちゃ話してくれました(笑))

1300 Kali Code 到着

| 住人の方(道を案内してくれたり、その地域の歴史

| について教えてくれたり)、子供たち(とりあえず

| 遊ぶ)、大学生(映画の活動)との交流

1900 ホテルに帰る

1900 夜の街お散歩

2030 夜ご飯(料理したのはこの日くらいです(笑))黄色いドラゴンフルーツ実食!

映画上映中。地域の方たちが集まって、食べたり話したりしながら楽しく映画を観た。この地域に関する映画を上映し、歴史を忘れないようにするための活動。

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