台湾(2019年度)
高校生・在学生へ伝えたい体験談【奥地英代(2018 年度入学)】
「行って本当によかった。」この一言に尽きる三週間
出発前
中国語力が不安で、現地での生活が心配でしたが、多くの人には日本語または英語が通じたので、その点の心配はいりませんでした。とは言いつつ、日本で中国語を聞く機会はあっても話す機会は少ないので、私は台湾では極力中国語を使うようにしていました。また台湾の人たちが日常で使う中国語は使われる単語や四声、読み方等が異なる場合があるので、あらかじめ調べておけば、現地で動揺せずに済むと思いました。
西門町で見つけたイチオシのタピオカ
フィールドワーク中
台湾で日本語を話していると、「日本人ですか?」などと声をかけられる機会がたくさんあり、日本語を話すことが久しぶりで嬉しそうだったおばあさんに出会うこともありました。友人の体験談では、レストランで食事をしていたら現地のおじさんに「え、『いただきます』は言わないの!?」と日本語で怒られた人もいたそうで、日本に対する親しみを感じる機会も多くありました。また、輔仁大学の学生を含め、台湾の人たちの積極性は我々日本人が見習わなければいけない点だと感じました。
淡水の夕日
帰国後
台湾では、大学や宿舎などさまざまな場所でたくさんの人と出会いました。なかにはインドネシアの人たちなどもいて、帰国した今でも SNS を通して連絡を取っている人が多くいます。アジア学科の同級生はもちろん、現地で知り合った彼らがいたからこそ、私の台湾での生活がより素晴らしいものになったのだと思っています。せっかく仲良くなったのに次いつ会えるかわからないという別れは寂しくもありましたが、このフィールドワークに参加していなかったら絶対に出会っていなかったと考えると、本当に台湾へ行ってよかったと感じます。
陽明山から一望する夜景
高校生・在学生へのメッセージ
自分の中国語力はこのフィールドワークを通して、三週間という短い期間でありながらも確実に向上したと感じています。またアジア学科の同級生と一緒に生活をしていく中で、みんなと今まで以上に仲良くなれたと同時に、自分自身も成長できたと思います。そして、現地での多くの人たちとの出会いも貴重な経験となり、毎日が濃くて忘れられない思い出となりました。「行って本当によかった。」この一言に尽きる三週間でした。
ちなみに、日本語を学ぶ台湾人学生のレベルが高い理由を自分なりに考えた結果、やはり勉強する言語の国に対する興味・関心の大きさが、自然と勉強のやる気や意欲、姿勢に影響しているのだと感じました。私自身もこれからは、中国語を勉強する糧を自分なりに見つけて、中国語のレベルを更に高めていきたいです。
国父記念館