台湾(2018年度)
高校生・在学生へ伝えたい体験談【廣瀬白帆(2017年度入学)】
海外へ行くということは新たな自分に出会うとても良い機会
出発前
現地での生活を完全に把握しないまま台湾へ到着しましたが、頼れる同級生が常に周りにいて、台湾の人々はみな親切で英語を話せる人も多かったため、不自由は感じませんでした。このフィールドワークで初めて海外へ行くという方もいると思いますが、日本と文化の似ている台湾は過ごしやすい地であると思います。事前に台湾について調べていくことは何かしら役立つため、お勧めします。現地の人と会話をする上で重要だと感じたのは語彙力で、名詞や動詞を知っているだけで会話の幅が変わるため、台湾へ行く前に日常でよく使う名詞や動詞を調べておくことが重要だと感じました。
フィールドワーク中
到着して3日目に台湾の輔仁大学の学生と交流したことで、私のフィールドワーク生活はとても素晴らしいものになったと感じます。私たちは彼らに、毎授業後、台湾の様々な場所を紹介してもらいました。彼らと過ごすことで発音や聴力も上達したと感じます。輔仁大学の学生は日本から来た私たちを常に楽しませようとしてくれました。最終日には、私たちの泊まるユースホステルに彼らを招いて、共にカレーライスを作り、ケーキをプレゼントして感謝を伝え、楽しく過ごしました。
台湾での授業は教師1人につき生徒5,6人という少人数授業でした。初めは緊張しましたが、分からないということに対して決して怒ることなく優しく指導してくださったため、徐々に伸び伸びと発言できるようになりました。この自由に発言できる環境が私たちの言語学習の成長に大いにつながったと感じます。台湾での授業や台湾人との外出により、私たちは毎日台湾語に触れることができ、自身の言語能力は大いに成長しました。
帰国後
帰国してから現在に至るまで、私は台湾で知り合った友人たちと連絡を取っています。夏休み中には台湾の友人が何人か日本へ来たため、私は日本の学生と共に名古屋を案内し、一緒に京都へ行きました。台湾の友人との別れはつらいものでしたが、このように連絡を取り合い再び会うことができるということは日本に近い台湾へフィールドワークとして行った私たちの利点であると考えます。
帰国した直後は台湾へ戻り輔仁大学に引き続き通いたい気持ちでいっぱいでした。フィールドワーク前よりも学習意欲が格段に上がり、以前は考えていなかった台湾への留学も考えるようになりました。
高校生・在学生へのメッセージ
台湾へのフィールドワークに限らず、海外へ行くということは新たな自分に出会うとても良い機会であると私は考えます。それも旅行としてではなく留学として行くことは大いに自分の成長につながると考えます。南山大学は留学に関する設備が整っており、今回のような短期留学に近い形であるフィールドワークも存在しています。長期留学と異なり、このフィールドワークとしての約3週間の留学は、学びたい言語の国へ行き、文化を知り言語能力を高めるきっかけとして、とても最適なものであったと考えます。そのため、海外で新たな考え方を身に付けたい、言語能力を向上させたいと考えている方にとって、留学や言語学習に力を入れている南山大学はとても向いているのではないか、とフィールドワークの経験を通して考えました。