Special Contents アジア学科の授業風景

アジア学入門A(東アジア・中国)

科目名 アジア学入門A(東アジア・中国)
担当教員 江口伸吾(東アジア・中国担当)
授業概要 この授業は2名の教員が分担して、講義形式で実施する。東アジア(以下「中国」)は江口が金曜日に、東南アジア(以下「インドネシア」)は間瀬が火曜日に講義する。中国の授業では、中国現代史の基本的事象や人名などの基礎的知識を修得するため、いくつかのテーマに沿って講義する。講義の進捗状況に照らして、テキストの参照箇所を紹介する。
科目の全体像 南山大学シラバスを参照
日時 第2クォーター(6〜7月)
授業の内容
  1. 中華人民共和国建国後、およそ半世紀の短期間で最貧国からグローバル・パワーへと変貌を遂げつつある中国について、毛沢東に始まり習近平に至る各指導者の時代の特徴を把握する。
  2. 中国現代史に関する基礎的な知識、事象や人名、初歩的な分析視点を習得する。
  3. 新聞資料を通して、現在の中国をめぐる国際関係、政治、経済、社会の各動向への関心を育む。

学生の感想・コメント

  • 高校で中国史を学んだが、その時に覚えた出来事はどのようにして起きたのかといった少し踏み込んだ知識を身につけることができた。中国のことを知りたいけど、自力では難しいと思う人は、是非この授業を受けて欲しい。
  • 私は高校の頃、日本史を選択していたため、中国の歴史についてほとんど触れる機会はありませんでしたが、昨年の総合型選抜を受ける際、中国の歴史、アメリカ・台湾・香港との関係ついて調べたり、新聞記事を読みました。これにより、中国やインドネシアに関する知識について自信が出てきたのですが、アジア学の授業を受けて浅い知識であったことに気付かされました。私はアジア学科に入って、言語だけではなく、アジアの歴史や政治などの知識も身につけたかったので、とても勉強になりました。
  • 今まで中国のことが好きで、中国のことは歴史も政治も知っているつもりでいたが、アジア学入門を通して、自分の知っている中国はほんの少しの部分であったことに気づき、難しいと思うこともあるが、これからもっと勉強していきたい。また、この授業を通して、中国の未来を見ていくことが楽しみになってきた。
  • 中国の歴史・政治などの講義を受けて、私自身がこれまで知っていた以上のことをさらに知ることができ、来年のフィールドワークに役立つのではないかと思った。最終回の授業は、21世紀の中国に関する授業だったので、特に関心があり、中国にさらに興味を持ちました。
  • 中国の毛沢東時代からの現代の政治・経済の変化や流れを学ぶことができる授業であった。正直、中国に対する印象はあまり良くないが、政治・経済の観点から見るととても面白いことが多かった。特に中国と日本では政治体制が異なり、根本的に考え方が違うため、政策の目指すべき目標も違いが出てきて、新しい考え方を知ることができた。
  • この授業を受けて、これは勉強というより、むしろ私たちにとってとても身近である中国に関する基礎知識を知り、学ぶ場であると思った。ゼミでの話し合いの場でもこのような基礎知識は前提なので、みんなとより深い議論をするためにも、しっかりと覚えたいと思った。
  • この授業を通して、中国が今ほどの市場規模を持ち、国際社会で頭角をあらわした経緯を一から学ぶことができ、中国だけでなくその周りを取り巻く国々の現状を考えるきっかけとなり、これからますますグローバル化が進む時代を生きる私たちにとってためになる知識が得られた。

担当教員

この授業は、1年生のみなさんにとって、これからアジア学科で勉強するなかで中国、アジアへの問題関心を育み、基本的な知識を習得する機会の一つであったのではないかと思います。また、授業では、基礎的な知識の習得とともに、各指導者の時代の変化を辿ることにより、今中国で起こっている問題を考える上で、その原因・結果の連鎖を捉えることにも気を配りました。この授業を踏まえて、みなさんが中国にさらに関心をもち、今後さらに激しく変化し続けると予測される中国、アジアの出来事について、自分なりの意見をもてるようになってくれたらとても嬉しいです。

ページトップへ