中国(2023年度)
高校生・在学生へ伝えたい体験談
すべては自分次第!一歩踏み出す勇気
他国留学生に向けて和服の紹介
氏名 | 具志堅莉乃 |
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留学の区分 | 交換留学 |
留学先 | 中国、重慶郵電大学 (2023年9月~2024年7月) |
留学前
私は、留学先を決める際に日本人が少ないであろう重慶を選択しました。何事も挑戦することが大切だと私は考えているため、自ら厳しい環境を選び成長したいと思ったためです。留学前には、日本人が私だけという場を想定して語学力向上に努めました。また、中国語のスピーチコンテストに参加したり、中国の人々と交流できるイベントをネットで探し積極的に参加したりすることで、現地の文化や流行についても理解するよう努力しました。
留学中
現地に着いて半年ほどは日本人とは出会いませんでした。中国語や英語を話さざるを得ないと自ら選択した環境でしたが、自分が思っている以上に厳しく辛い時期もありました。元々楽観的な性格の私がひどく落ち込んでいることにも衝撃的でした。しかし、この留学生活はたった一年の貴重な時間であることを思いだし、それからは主体的に行動するようにしました。学校の書道クラブに参加し現地の友達を作ったり、行きつけのカフェを見つけ老板(カフェのオーナー)と親子のような関係を築いたりしました。また学校には他国からの留学生もいたため、彼らの国の文化や言語を教えてもらったり、折り紙や紙風船で一緒に遊んだりもして、中国語の授業以外の時間も学びの場となるよう意識しました。また、他国留学生との関わりの中で、英語でコミュニケーションをとることも多く、中国語と同時に英語もスキルアップさせることができました。
文化祭
留学後
留学から帰ってきてすぐにHSK6級に挑戦し、無事取得することができました。また、私はアルバイト先に外国からのお客様が多く来るため英語や中国語での接客により、留学の成果を実感しています。私は留学で身につけた語学力とコミュニケーション能力を活かして、在外公館派遣員や、青年海外協力隊などに挑戦したいと思っています。
高校生へのメッセージ
私は思い立ったらすぐに行動してしまうタイプなので、その挑戦が成功することもあれば失敗することもあります。しかし、“挑戦した”というその事実は自分自身に自信を与えてくれるものでもあるので、失敗しても、次はなにしよう、と次の挑戦に目を向けています。挑戦に失敗はつきものですが、私が大切にしているのは挑戦したことにより見えてくる新しい選択肢です。留学前は教員志望だった私ですが、留学に行ったことにより、在外公館派遣員の存在を知ったり、青年海外協力隊に参加したいと思ったりと、新たな選択肢ができました。挑戦することによって得られることにはもちろん価値がありますが、みなさんにはぜひ、挑戦してからではないと分からない、まだ見ぬ未来を見つけてほしいです。少しでも気になることにはとことんトライしてみてください。やりたいことがあるのであれば自己流でもまずはやってみてください。その先にはみなさんが想像もしなかった未来が待っています。我们一起加油吧!