中国(2019年度)
高校生・在学生へ伝えたい体験談
私に挑戦する勇気をくれた留学
氏名 | 河野嵩央(2015年度入学) |
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留学の区分 | 国費留学 |
留学先 | 中国、陝西師範大学(2018年9月~2019年7月) |
留学前
私は入学当初から中華圏への留学を希望していたものの、持病の睡眠障害により一度は諦めていました。しかし、学科の先生や留学帰りの先輩の話を聞いたり、学科の友人の多くが留学に行くのを見ると、私は諦めきれない気持ちになり、国費留学への応募を決意しました。
留学中
中国文化に関心があった私は、文化遺産の豊富な古都、西安を留学先に選びました。
私は陝西師範大学の外国人留学生のクラスで主に語学を学んでいました。授業やクラスメイトとの交流は全て中国語でしたが、周りも外国人なので、間違いを気にせずたくさん話す練習ができました。2学期目からは中国の歴史や地理、時事など語学以外の授業も受けました。
大学には日本語学科があり、日本語学科の学生との交流の機会が豊富でした。そのうちの一人とは語学交換のパートナーを組み、毎週私が日本語を教え、彼に中国語を教えてもらっていました。彼はかなりの日本通で、かつリアルな中国事情も教えてくれるので、とても話が弾みました。
放課後や週末は、よく西安の中心である鐘楼や回民街に散歩に行きました。西安に数多くある文化遺産や博物館にも、積極的に訪れるようにしていました。
留学後
留学は私に語学や中国事情の学習の機会だけでなく、新しい価値観も与えてくれました。心配性だった私は、留学を通じて楽観的になれたと思います。中国では色々なことを日本ほど「気にしすぎ」ません。飲食店で店員がスマホで遊んでいるのを見て、私は当初驚きました。しかし改めて考えると、店員はこちらが呼べばしっかり対応してくれるし、やることがひと段落した時間まで気を張る必要もありません。このことが、日本の、そして自分の「気にしすぎ」な部分を考え直すきっかけになり、私は細かいことにこだわりすぎないで、楽観的に考えてみることを学びました。
また、留学中に睡眠障害がかなり改善されました。以前は夜一睡もできないことすらありましたが、留学の日々を無駄にしたくない一念で、毎日アクティブに活動し続け、夜はよく眠った結果でした。
高校生・在学生へのメッセージ
少しでも留学に興味があるのであれば、「私なんか…」と思わずに挑戦してください!私の応募した国費留学は、書類を揃え面接を受けるまでがかなり骨の折れる作業です。私はその段階で心が折れかけましたが、周囲の励ましとあきらめたくない心でやり通し、合格をつかみ取りました。もし不合格だったとしても、自分が目標に向けて本気で取り組んだという事実は間違いなく残りますし、やらなかったときの後悔は、後に自責の念になり、悪夢のようにまとわり続けます!
そして、留学に行ったら、自分らしく、楽しく過ごしてください!留学生活はそのすべてが勉強になりますよ!