中国(2018年度)
高校生・在学生へ伝えたい体験談
留学の醍醐味は、言語を学ぶことではなく、言語を通して学ぶこと
氏名 | 金 愛実(2015年度入学) |
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留学の区分 | 交換留学 |
留学先 | 中国、華東師範大学(2017年9月~2018年7月) |
留学前
私は大学入学以前から海外へ留学したいという気持ちがありました。元々外国語を学ぶことが好きで、その言語を話す人々の生活や風習、人々が暮らす社会を自分の目で見て知識を深めたいと考えました。また、アジア学科で様々なことを学ぶにつれて、アジアの近現代史、特には自分がルーツを持つ朝鮮半島と多く関りを持つ中国について興味を持つようになりました。その上で、留学先は、歴史的にも重要な拠点である上海に位置する大学を選択しました。
留学中
私は授業の外に、現地の人々との交流を大事にしました。大学の別のキャンパスには日本語学科の学生たちがいたので、連絡を取り、週に一度交流会を開いていました。交流会では主に勉強や雑談、食事をして、この機会を通し相互の言語や文化を学び合うことができたので、非常に価値のある時間を過ごすことができました。また、週末に時間がある時には、学外の交流会にも参加し、生きた中国語を聞くことにより、語学力を向上させました。
留学中に起こった衝撃的だった出来事は、夜に商店街を歩いていた時に、上着のポケットに入れていた携帯が盗まれてしまったことです。話に聞いてはいましたが、まさか自分が盗まれるとは思いにもよらなかったです。気づいた時には無くなっていたので、これから中国へ留学予定の学生は気を付けてください。
留学後
留学では、中国語を学ぶだけでなく、「中国語で学ぶ」ことができました。特に、中国の社会問題を学び、それに対して討論を行う授業が最も勉強になりました。はじめは自分の意見がうまく言えませんでしたが、回を重ねるごとに使える語彙や知識が増え、中国社会についての問題意識も変わり、多方面において成長することができたと思います。また、留学を通して大切な友達と出会うことができ、とても貴重な経験になりました。
高校生・在学生へのメッセージ
留学の醍醐味は、言語を学ぶことではなく、言語を通して学ぶことだと思います。私は中国の近代史を学んでおり、上海は歴史的拠点であると考えました。また、中国の中でも大都市であるため、利便性が高く、様々な人と出会えると思い上海を選びましたが、実際に、現地には多くの歴史的な建造物などがあり、自分の目で見ることができ、人々との交流を深めることもでき、文化を学ぶこともできました。何か一つ目的を持って留学に行くと、充実した日々を過ごすことができると思います。