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第10回インドネシア語スピーチコンテスト(2017年11月19日開催)

開催報告

20171119日(日)、インドネシア学生会名古屋支部と南山大学外国語学部アジア学科・国際教養学部国際教養学科の共催により「第10回インドネシア語スピーチコンテスト」が開催されました。例年どおり、在日インドネシア大使館より多大なご後援をいただきました。当日、アリンダ・ザイン教育文化アタッシェがご臨席くださったことにより、コンテストはいっそうの盛り上がりをみせました。
 なによりも、スピーチの部に6名、詩の暗唱の部に高校生10名を含む16名の出場者、そして約60名のご来場者のみなさまのおかげで、今年もすばらしいスピーチコンテストになりました。日々熱心な指導を受けているのでしょう、早くから会場入りして真剣にリハーサルをする高校生出場者のみなさまに感心いたしました。東京や大阪の遠方からコンテストに駆けつけてくれた大学生出場者のみなさんにも、感謝の気もちでいっぱいです。社会人出場者による熱意のこもった発表もすばらしく、会場を魅了しました。今後広く日本中の大学生や社会人のみなさまに名古屋・南山大学のコンテストに出場していただき、さらなる盛会が実現するよう、主催側は努力を重ねます。

インドネシア学生会名古屋支部の有志のみなさまがアンクルン(西ジャワの竹製楽器)を演奏してくださったり、インドネシア学生会名古屋支部に所属し、本学外国語学部アジア学科のインドネシア語講師でもあるシンタ先生がバリ舞踊をご披露くださったおかげで、審査結果を待つあいだも楽しく過ごすことができました。舞台に上がって踊り、和やかな雰囲気をつくりだすのにご協力くださった会場のみなさま、ありがとうございました。

コンテストの審査は、大使館のアリンダ・ザイン教育文化アタッシェ、第1回コンテスト時からずっとお力添えくださっている鏡味治也教授(金沢大学 / 審査委員長)、リマ・デウィ博士(インドネシア・アンダラス大学)にお願いし、公正な審査のほか、出場者に対する鋭いなかにも温かみのあるコメントや質問をいただきました。

詩の暗唱の部では、"Pilihan""Jerit Sandal Japit"など本年から新たに採用された詩を含むさまざまな規定詩が朗唱され、暗記力、表現力、発音の観点から審査がなされました。朗唱後にその詩を選択した理由を日本語で説明する際には、各出場者はじゅうぶんに自己アピールをしていました。スピーチの部門では、表現力、発音、内容の観点からの審査にくわえて、出場者と審査員とのあいだでスピーチ内容にかんするインドネシア語による質疑応答もおこなわれました。

本学からは詩の暗唱の部に6名、スピーチの部に2名の学生が出場しました。両部門で優勝者、詩の部では第3位も出て、記念すべき第10回コンテストにて開催校としての面目を果たすことができました。第3クウォーターの試験を終えた直後で準備不足が心配されたものの、優れた集中力を発揮してよい成績をおさめられたことは、南山大生たちの大きな自信になったことでしょう。コンテスト終了直後に「来年も出場して、さらなる高みをめざします」と話す南山大生が複数出たことからも、このコンテストがインドネシア語学習に対する動機づけとインドネシアの文化・社会への関心の向上に結びつくことがおおいに期待されます。なお、開会の辞をくださった小林寧子アジア学科長、毎回インドネシア語・日本語を巧みにつかいわけて温かさとユーモアにあふれる名司会をなさる森山幹弘国際教養学科長、ほか2名のアジア学科の教員も、本コンテストにかかわりました。

コンテストの終了後には懇親会がもたれました。キャンパス内の食堂でインドネシア学生会名古屋支部のみなさまが手づくりのインドネシア料理をふるまってくださるのが、毎年の恒例です。今年もおいしいインドネシア料理をほおばりながら、出場者の健闘と盛会の喜びを分かちあうひとときを過ごしました。

インドネシア大使館からは、賞品としてのインドネシア往復の航空券と辞書ばかりでなく、懇親会に対するご援助もたまわりました。重ねて厚くお礼申し上げます。インドネシア学生会名古屋支部のみなさまが毎年温かいご協力をくださっていることにも、心よりお礼申し上げます。アジア学科の学生ボランティアがコンテストの運営を手伝ってくれたことにも感謝いたします。これから15回、20回とインドネシア語スピーチコンテストがつづいていくよう、今後ともご支援と応援をよろしくお願いいたします。

スピーチコンテスト実行委員 間瀬朋子 アジア学科教員

入賞者(敬称略)

暗唱の部 スピーチの部
1位 大脇 唯 1位 井上 晶恵
2位 近藤 綾 2位 井上 流花
3位 藤井 善弨 3位 小林 真利花

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