受験生のみなさまへ 卒業生

伊藤実希さん(14年度卒)

アジア学科の素晴らしい環境を活用し、特別で贅沢な時間を思う存分楽しんでください

伊藤実希さん(2014年度卒業:写真は2017年11月メキシコにて)

在学中の思い出

中国の国費留学にチャレンジしたことです。

中国の国費留学とは、中国政府が学費や寮費、生活費などの留学費用を支給してくれる制度のことです。アジア学科では毎年数名がこの制度にチャレンジして留学に行っています。この制度を利用するには、研究計画書を提出した上で、面接を受けて合格する必要があります。

研究計画書を書く時点では、自分が中国に行って何がしたいのか、何を知りたいのかがはっきりしていなかったため、なかなか答えが出ずに苦しい時間を過ごしました。

しかし、アジア学科の先生方からアドバイスを受けながら、いろいろな書籍を読んで自分の興味を深掘りし続けるうちに、「現代中国における『客家』のありかたを研究したい」と強く思うようになり、客家が多く住む福建省への留学を希望する研究計画書を書き上げ、幸いにも合格することができました。

留学中、写真で見たことのある「客家土楼」へ行き、客家の人々とお会いしたときはとても感動しました。

2012年12月福建省の永定客家土楼にて

この他にも、在学中はインドネシアへの言語実習に参加したり、上海でインターンシップをしたり、東南アジアをバックパッカーしたりと、とにかくやりたいと思ったことにはすぐにチャレンジし、たくさんの出会いと経験ができたことは、私の一生の宝物です。

卒業後の自分

自動車メーカーで購買を担当しています。車に使われている約3万点の部品を、どこからいくらで買うか決め、設計と協力し、サプライヤーの生産工場を訪れて実際に工程を見ながら交渉するなど、お客様に少しでも廉価で良い製品を届けるための仕事です。

現在は軽自動車の購買を担当していますが、近い将来はグローバルに展開している機種も担当することで、世界中のサプライヤーを相手に仕事をしながら、アジア地域に駐在をして、現地に根付いてその土地の人々の暮らしをより豊かにしたいと思っています。

高校生・在学生へメッセージ

学生時代にすべきこと、それは「興味があったら即挑戦」です。飽きたり、「これは違う」と思ったりしたらすぐ辞めていいので、興味があったらまずやってみる、行ってみる、会ってみる、を心がけて、とにかく行動してください。

人間は自分が経験したものの中からしか、本当に好きなこと・やりたいことは見つかりません。その意味で、アジア学科には自分の興味を見つけてチャレンジするチャンスがたくさん転がっています。私自身も、中国やインドネシアの言語・文化・歴史の授業を通じて現地に興味を持ち、さまざまなことにチャレンジしてきました。その結果、5年間かけて、アジアの人々や環境の魅力にどっぷり浸かり、大好きになりました(笑)。

アジア学科には、チャレンジする学生を全力で応援し、時間を惜しまず指導してくださる先生がたくさんいます。自分が好きなこと・得意なことは何なのか、自分が将来何をしたいのか、これらを真剣に考え、探すための場所として、アジア学科の素晴らしい環境を活用し、特別で贅沢な時間を思う存分楽しんでください!

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