授業風景
【1年生向け】中国語I発音・聴力
2023年06月27日
科目名 | 中国語I発音・聴力 |
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担当教員 | 宮原佳昭 |
授業概要 | この授業は講義および演習形式で行われる。 人間の発音のしくみ、中国語と日本語の音節構造の違いを理解したうえで、中国語において基本となる単音節語・二音節語を中心に、発音とリスニングの練習を徹底する。 |
科目の全体像 | 南山大学シラバスを参照 |
日時 | 第1クォーター(4月~6月) |
学生の感想・コメント | ・最初は中国語できるようになるのか不安だったけど、授業で発音を説明してくださったり、自分で取り組んだり、周りの人と問題を出し合うなど、様々な方法で着実に力をつけていける授業だと思いました。 ・先生の発音や音声を聞いて、それを何度も真似することで少しずつだけど発音できるようになっていると感じます。ピンインの書き方も覚えてきました。ピンインや発音は難しいですが、最近はピンインを見て発音できるようになってきて嬉しいです。 ・先生が一人一人の発音を聞いて周り、丁寧にアドバイスして下さいます。また、発音が上手くできた際に褒めてくださるので向上心が上がりました。また、発音で重要なポイントを解説して下さるので、自分がどこを勉強すべきか明確になりました。毎回宿題があるのが大変でしたが、復習を頑張ろうと思えました。優しくて、丁寧なので、受講できて本当に良かったです。 ・近くの人と問題を出し合うことによって、発音と聴力の両方を練習することができました。自分の発音を友達が指摘してくれるので自分でも気がつかなかった間違いや癖を治すことができてとても効果的な練習になったと思います。 ・先生がおっしゃった発音のコツや文法も理解しやすかったです。休憩を取ってくださったので適度に息抜きができ、集中して授業に取り組むことが出来ました。 ・国公立受験に失敗し、あまりモチベーションもなくアジア学科に来て、中国語の勉強も全くしたことがなかったため、はじめは中国語の発音にとても苦戦し、学習に慣れるのに必死でした。しかし、先生のとてもわかりやすい授業と、授業内でのペアでの発音練習、また、授業中の先生が仰っていたポイントをお家での実践練習に生かしたことで、2ヶ月という短期間でゼロから始めた中国語学習の成長を少し感じることができました。 |
担当教員のコメント | 中国語の発音・リスニングの基礎能力を養うために、中国語の音声をたくさんリスニングし、自分で発音して、それをピンインで書き取る。この練習はきわめて大事なのですが、やや単調で疲れるものでもあります。南山大学は授業時間が100分間もあるため、なおさらです。 そこで、私は授業をする上で、次の点を心がけました。 ・「私自身が大学生の頃に中国語学習で苦労した」というエピソードトークを交えて、どのような点に気をつければよいかを学生に伝えた。 ・こまめに机間巡視をして、学生一人一人の発音を聞き、コメントをする機会をたくさんつくった。 ・「学生をペアにして、一人が発音し、もう一人が聞き取る」という、クイズ形式で楽しめるアクティビティを毎回おこなった。 ・5~10分の休憩時間をこまめに入れ、集中力を保てるようにした。 ・宿題を毎回課して、自宅学習の習慣を養うようにした。 入学当初は中国語経験ゼロであった学生たちが、2ヶ月の学習を経た最終回の授業では、私が発音した中国語の二音節語8問をリスニングしてピンインで書き取り、みなが1問以上(人によっては全問)を正解できていました。実のところ、1問でも正解できるということは、中国語の発音・リスニングの基礎を一歩ずつ身につけてはじめているという何よりの証拠であるため、私は学生たちを大いに褒めました。 中国語の能力が身につくまでにかかる時間は、人によって異なるものです。そして、外国語学習には、たくさん練習し、たくさん間違うことが必要です。この授業で身につけた中国語の基礎能力を、第2クォーター以降の中国語学習でさらに高めていってほしいと願っています。 |