授業風景
【1年生向け】入門演習II
2022年12月22日
科目名 | 入門演習II |
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担当教員 | 稲垣和也 |
授業概要 | この授業は演習形式で行われる。1年次の学生に対して、入門演習Iに続けて、アジアを知るための基礎的な訓練の場とすることを本科目の目標とする。具体的には、基礎的知識の習得のほか、資料の探し方、発表・討論の仕方など、大学に特有の学習方法の指導をおこなう。 |
科目の全体像 | 南山大学シラバスを参照 |
日時 | 第3クォーター(9~11月) |
授業の内容 | 1)教員が提示するテーマの下、各人が関連資料(記事・論文・書籍)を自由に探し、プレゼンテーションのためのレジュメを作成する。 2)自らのプレゼンテーションと質疑応答を時間内にこなし、他の複数のプレゼンテーションをレビューする。 3)関連資料の要約、原文の引用、典拠の示し方、参考文献の書き方等を身につける。 4)「外国語」「東南アジア」「アジアの言語」をテーマとする。 5)プレゼンテーションをまとめたレポートを提出する。 |
学生の感想・コメント | 【授業の進行や内容について】 ●発表時間と質問時間が設定されていてメリハリのある授業で受けやすかった。 ●コメントや質疑応答などの雰囲気が優しかったので肩の力が入りすぎない授業環境だった。 ●他の受講生の発表を聞いて新たに視野が広がったと同時に、物事を多角的に見なければならないと改めて感じた。 ●質疑応答から、自分の発表でどこがわかりづらいのかを理解することができた。 ●質疑応答をすることで発表内容について理解を深めることができた。 ●発言をしようと決めて授業に臨むことでさらに考えを深めることができた。 ●それぞれが調べて学習した内容を授業内でまとめて共有できる授業だった。 ●みんなの発表からさらに外国に関心を持つことができた。 ●発表後に毎回先生のレビューがあり、次の発表に向けて改善していくことができた。 【身についた技能について】 ●テーマを調べるときの検索のかけ方や、新聞や論文からポイントを抜き出す力が身についた。 ●レジュメを作成することで要点をまとめる力が身についた。 ●今まで自分が気にしていなかった、参考文献の書き方や引用の方法などを知ることができた。 ●レポートを書く時に使える知識が増えた。 ●ワードをpdf化する方法や教員に対するメールの送り方などを知ることができた。 ●今後、大学でも社会人になっても使うことが多い技能が身についた。 ●説明の順序立てや内容を簡潔に書くことなど、回数を重ねるごとに聴衆者の側に立ってレジュメを作成することができた。 ●わかりやすくレジュメをまとめるために、時間をかけて何度も挑戦し、レジュメを最初よりも上手く書けるようになった。 ●自分の興味のあることと発表テーマをつなげて自分の興味のある方向に発表を持っていくことができた。 ●これまでプレゼンでは一言一句を決めて発表していたが不自然なプレゼンになっていた。3回目の発表では、聞き手に伝えることを意識してプレゼンができた。 ●質問を受けそうなことに対しても準備するなど、発表までにいろいろなことを用意しておく力も身についた。 ●いかに聴衆者と一体となることができるか。そのためには身振り手振りであったり、質問の際には相手の方に体を向けるということを意識してできた。 |
担当教員のコメント | プレゼンテーション主体の授業でした。受講生のみなさんは、各自の積極的な取り組みの結果、プレゼンテーションに関する諸技能を高めることができたのではないかと思います。発表テーマも、「みんなに身近なこと」から「あまり知られていないこと」へと徐々に移行していき、「知られていないことをどうやってわかりやすくするか」ということを実践してくれていました。質疑応答では、ときにひょうきんな受け答えもあって楽しみました(もちろん、しっかりとした質疑応答をしてくれました)。「聴衆を意識してください」などの教員からのアドバイスをよく聞いていて、翌回から意識的に改善しようとしていたのが印象的でした。 |